岡山 どんど祭 伝統行事、老若男女沸く 無病息災祈願 北区・宗忠神社

正月の松飾りやしめ縄、お守りなどを燃やして一年の無病息災を祈願する「どんど祭」が11日、北区上中野1の宗忠神社(黒住忠親宮司)であり、多くの人でにぎわった。

 1885年から続く神事。1991年に地元住民らと「どんど祭」として開くようになってからは毎年約1万人が訪れるという。

 この日は、黒住宮司が祝詞を奏上した後、松飾りなどが入れられた直径約4メートルの火炉に神火が移され、勢いよく燃え上がった。地元の子どもらが約1万個の丸餅を用意し、訪れた人は餅を長さ約2・5メートルの竹ざおの先にはさんで「どんどの火」であぶり、ぜんざいに入れて味わった。

 北区伊島町3、岡山大安寺中等教育学校2年、赤沢七菜さん(14)は「春には最上級生になるので、部活でみんなをまとめられるようになりたい」と今年の目標を話していた。
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岡山・宗忠神社で「どんど祭」


岡山市北区上中野の宗忠神社で11日、正月のお飾りや書き初めを焼く「どんど祭」があり、約1万人(同神社発表)が1年の無病息災を祈った。
 黒住忠親宮司が祝詞を奏上した後、境内に設置された直径約4メートルの火炉にたいまつで点火。訪れた人たちが、持ち寄ったしめ縄や古いお札、お守りなどをくべて祈願した。
 どんどの火で焼いた餅を食べると1年間風邪をひかないとされることから、参拝者は振る舞われた餅を竹ざおの先に挟んであぶり、ぜんざいに入れて味わっていた。
 宗忠神社のどんど祭は、1885年の建立以来、新春の恒例行事とされている。

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どんど焼き 持ち寄る願い



正月飾りや書き初めなどを持ち寄って焼く「どんど祭」が11日、岡山市北区の宗忠神社で行われ、参拝客がこの1年の無病息災などを祈願した。

 神社が鎮座した1885年から続く恒例の神事には、約1万人が松飾りやお守りなど6万点を持参。神職によるおはらいの後、境内に用意された直径4メートルの炉で次々と焼かれた。

 境内では「どんどで焼いた餅を食べると、1年間風邪を引かない」との言い伝えにちなんで、餅も振る舞われた。参拝客らは竹の先に餅を挟んで焼き、ぜんざいなどにして食べていた。

 家族4人で訪れた広島県尾道市の主婦小田原恵美子さん(53)は「しめ縄を焼いてもらった。家内安全と子どもの就職活動がうまくいくようお願いした」と餅をほおばっていた。
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