京都マラソン2016  笑顔のゴール 気分爽快 ランナー1万6千人

◇京都マラソン1万6000人

 古都の名所を次々と通過する「第5回京都マラソン」(京都市など主催)が21日、西京極総合運動公園(右京区)―平安神宮前(左京区)間のコースで行われ、約1万6000人が都大路を走り抜けた。沿道などでは、市民ら約50万人(主催者発表)が声援を送った。

 ランナーは午前9時にスタート。桂川沿いに嵐山を目指し、上賀茂神社付近で折り返して北山通を往復した。続いて賀茂川沿いを下り、下鴨神社や京都御所、京都大の近辺を駆け巡った。

 神宮通では最後の踏ん張りを見せ、多くは両手を上げてゴールイン。息を切らしながらも爽快な表情を浮かべ、互いに記念写真を撮り合うなどして完走を喜んでいた。

 大会では、車いす競技(6・1キロ)と、2人が2区間に分けて走る「ペア駅伝」も行われた。沿道の16か所では、学生らが吹奏楽やチアリーディングで応援。芸舞妓まいこが府立植物園内で囃子はやしを演奏し、盛り上げた。

 中京区の会社員安井有里子さん(48)は、登山などで培った体力を試そうとマラソンに初挑戦し、完走した。「よく知っている場所を走るのが楽しかった。声援も途切れず、救われた」と満足そうだった。

 中京区の会社員林知史さん(48)は、3回目の参加。娘の名前にちなんだ「えれんパパ」というニックネームをゼッケンに記し、走り抜いた。「後半にばてて目標タイムの5時間は切れなかったが、気持ちよかった」と話した。

 マラソンでは、男子は上門大祐選手(京都産業大)が2時間17分54秒で、女子は松本久昌ひさよ選手が2時間50分41秒で、いずれも初優勝した。

/////
京都 山中教授、自己ベストを10分超更新 京都マラソン

京都マラソン応援大使を務める京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授(53)が、自己ベストを10分以上更新する3時間44分42秒で、両手を挙げゴールを駆け抜けた。「余裕を残して終わるのが許せないタイプなので、最後まで自分を追い込みました」と汗をぬぐった。

 多忙の中、朝や昼休みなどに走り込んでいる。スタート直後に両足の靴ひもがほどけるアクシデントがあったといい、「動揺せずに行かなあかんと思った。研究にも想定外のことが起きるが、着実に進めることが大事。マラソンは教えられることが多いですね」と笑顔を見せた。

//////

ランナー1万6千人、早春の都大路駆ける 京都マラソン2016

京都マラソン2016(京都市、京都陸協主催、京都市体育振興会連合会、京都新聞など共催)が21日、京都市内で行われ、1万6千人のランナーが、5回目の節目を迎えた早春の都大路を駆け抜けた。

 スタートの午前9時、西京極陸上競技場の気温は12・0度、午前11時の府立植物園は19・7度と穏やかな気候だったが、午後は気温が下がった。完走率は94・5%と前回大会を0・7ポイント下回り、車いす競技とペア駅伝を含めて1万5112人が走り切った。

 大会は約1万5千人の大会関係者やボランティアらが運営し、ランナーたちの力走を支えた。

//////
桧山さんと山田さん、ペア駅伝で汗 京都マラソン


約1万6000人が京都市内を走った京都マラソンが行われた21日、マラソンと同じコースを2人で走るペア駅伝には、大会の応援大使を務める元プロ野球阪神の桧山進次郎さん(46)=平安高?東洋大出=と、プロラクロス選手の山田幸代さん(33)=京都産業大出=ら120組240人が参加した。

 府立植物園(左京区)内の中継地点に姿を見せた山田さんは「大学時代に走った鴨川沿いをまた走るのが楽しみ」と笑顔。桧山さんが近づくと、手を大きく広げて迎え、抱き合って力走をたたえた。

 走り終えた桧山さんは「最初から最後までランナーや応援の人たちと会話したり、写真を撮ったりしていたのであっという間だった」と振り返り、「沿道の応援にパワーをもらったし、みんなで走るいい経験ができた」と語った。

//////
京都マラソン2016 臨場感あふれる映像、大型ビジョンに

 約1万6000人が京都市内を走った京都マラソンが行われた21日、スタート地点の西京極陸上競技場(右京区)では、完成したばかりのフルカラーの大型映像装置が初めて運用された。走りだすランナーの姿が大画面に映し出され、観客たちは臨場感あふれる映像に見入っていた。

 ビジョンにはスタンドで横断幕を掲げて声援を送る人や応援大使の様子も映った。小池佐智子さん(61)=三重県玉城町=と娘の菜々子さん(29)=京都市南区=は「大好きな朝原宣治さんや桧山進次?さんの顔が見られた」と喜んだ。手作りのうちわを手に夫にエールを送った佐智子さんは「もっと目立ってビジョンに映りたかった」と笑顔を見せ、「無事にゴールしてほしい」と話していた。

/////
京都マラソン男女1位決まる 山中教授も自己ベスト


 2月21日に行われた京都マラソンの男女上位8名が決まった。時折風が強く、一時太陽が隠れ気温が下がるも、ランナーがゴールの平安神宮前へ続々とフィニッシュしている。

  女子の1位 松本久昌さん

 男子トップは、京都産業大学の上門大祐さんの2時間17分54秒。女子の1位は、東京都の松本久昌さんで2時間50分41秒。晴れやかな笑顔で、ゴールテープに飛び込んだ。

  同大会は今年で5回目。今年は好天に恵まれ、スタート9時の気温は12度。11時には、気温は18.9度まで上がり、絶好のマラソン日和となった。

  引き続き出場となる京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授も、昨年の記録を更新。自己ベストの3時間44分42秒のタイムでゴールした。

  フィニッシュ後、山中教授は「風は強かったが暖かく、走るにはちょうど良い天気だった」と振り返る。スタート直後、両足の靴ひもがほどけるというアクシデントがあったそうだが、「動揺せずに落ち着いて靴ひもを結び直した。研究にも想定外の自体は付き物。マラソンから学ぶことは多い」と話した。
/////
岡山に新たなビッグイベント誕生! 第1回おかやまマラソン ネットで高評価
/////
完走ランナーに充実感「おかやまマラソン」/ファンラン495人 思い思いに
/////