京都 新型コロナ 京都府で新たに18人感染確認 2人死亡 / 小学生から70代感染、経路不明は6人 京都の新型コロナ、15日夜/京都府の大規模接種、2会場で開始 初日は1258人に
京都 新型コロナ 京都府で新たに18人感染確認 2人死亡
新型コロナの最新の感染状況です。
京都府内では15日、新たに18人の感染が確認されました。
14日は9人。
15日は18人でした。
前の週の火曜日と比べると感染者数は半数以下となっていて、減少傾向が続いています。
京都府内の感染者の累計は、1万6375人になりました。
また、2人の死亡が確認され、府内で亡くなった人は232人になりました。
府内の病床の使用率は35.7%となっています。
高度な治療を必要とする重症患者用の病床の使用率は31.6%です。
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小学生から70代感染、経路不明は6人 京都の新型コロナ、15日夜
京都府と京都市は15日、新型コロナウイルスに感染していた2人が死亡し、新たに小学生から70代までの男女18人が感染したと発表した。重症の1人を除き、軽症か無症状。感染経路不明は6人。府内の死者は232人、感染者数は1万6374人となった。
京都府が発表した死亡者は遺族の意向で詳細は非公表。京都市発表の死亡者は同市在住の90代男性で、基礎疾患があった。
府が発表した新規感染者は6人で、居住地別は宇治市4人、木津川市と亀岡市が各1人。京都市発表分は同市在住の12人だった。
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予約の約「8割」が空き…京都府でワクチンの大規模接種スタートも 18日からは警察職員や教職員にも接種
京都府では、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が2つの会場で始まりました。
京都府が15日から行っている大規模ワクチン接種は、65歳以上の京都府民が対象で、予約が必要です。
普段はサッカースタジアムとして使われる亀岡市の京都スタジアムが会場となり、医師が問診をした上で看護師がモデルナ製のワクチンを接種しました。
【接種を受けた人】
「持病があるので少しでも早く受けたくてサンガスタジアム(京都スタジアム)で受けました」
【接種を受けた別の人】
「ちょっと一安心。2回打つまではしばらくおとなしくしてようかなと思います。終わってからはどこか行きたいなって」
京都府は、精華町の会場とあわせて一日最大2400人に接種する体制を組んでいますが、14日時点で予約の枠の約8割が空いているため、18日からは警察職員や教職員にも接種を始める予定です。
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京都の大規模会場で接種始まる 「少しでも早く受けたい」高齢者次々と来場
京都府が府内2カ所に設けた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で15日、高齢者への接種が始まった。事前に予約した人たちが各地から訪れ、この日は両会場で計1258人が接種を受けた。
会場は、亀岡市の府立京都スタジアム(サンガスタジアム京セラ)と精華町のけいはんなプラザに設置。米モデルナ製のワクチンを使用し、両会場合わせて1日当たり最大2400人に接種できる。
府立京都スタジアムでは、バックスタンドとメインスタンド側の屋内の2カ所に接種会場が設けられ、医師や看護師ら約100人が業務に当たった。サッカーJ2京都サンガFCの選手の写真を使った案内看板があちこちに置かれた。
府によると、この日接種を予定する約400人のうち9割が亀岡市民という。接種を終えた同市の女性(66)は「病気で自宅療養している広島県の友人に会いにいくため、どうしてもワクチンを早く受けたかった」といい、病院で取った後日の予約をキャンセルして大規模会場を選んだという。
けいはんなプラザでは午前9時の開始を前に、約1時間前から高齢者が次々に来場。受け付けを済ませた後、指定されたルートを通って問診や接種のブースへ移動。経過観察も合わせて30分ほどで終えた。
京田辺市の男性(72)は市の集団接種を予約したが、1回目が7月29日だったため、医療機関での個別接種に予約を変更。その後に府の大規模接種を知り、さらに予約を取り直した。「3回予約を取ることになったが、医療機関より約2週間早く接種できた」と喜んだ。
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京都府の大規模接種、2会場で開始 初日は1258人に
京都府による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が15日、二つの会場で始まり、1258人が接種を受けた。まずは65歳以上の高齢者が対象。予約は約2割しか埋まっていないため、18日からは64歳以下の一部にも対象が広がる予定だ。
亀岡市の府立京都スタジアムでは、午前と午後に六つずつの予約時間枠があり、計410人が受けた。当日のキャンセルはなし。1日あたり800人が接種可能だが、当初の4日間は混乱が起きないよう定員を絞っている。
市内に住む岡本民雄さん(65)は「病院で予約できたのが7月だという知り合いもいて、早く受けたいと思っていた。感染リスクが減るので安心感がある」。次女にネットで予約してもらったという。
市内の会社員、斉藤清さん(65)は対話アプリ「LINE」で自ら予約。「市の集団接種より府の大規模接種の方が予約開始日が1日早い。少しでも早い方を選んだ。気持ちが楽になった」と話した。
会場では医師4人と薬剤師4人、看護師16人を含む約100人のスタッフが対応に当たり、四つのレーンに分けてワクチンを打っていった。午前中の取材時は混乱はなく、高齢者らは2回目の予約も済ませて帰っていった。
もう一つの会場は精華町の「けいはんなプラザ」。1日あたり1600人が接種でき、初日は定員を抑えて848人が受けた。18人が会場に来なかったほか、接種中に針が外れてワクチンを廃棄した事例が2件あったが、おおむねスムーズに進んでいた。
京都市から来た男性(70)は「舞台照明の仕事をしていて、土日の接種ができない。平日の接種ができて良かった」。木津川市山城町の主婦(79)は「地元で予約すると8月になるから」と話した。
大規模接種は、高齢者の接種を7月末までに終わらせるため、少しでも早く、より多くの人にワクチンを打ってもらうのが狙いだ。ワクチンは市町村で使っているファイザー製ではなく、モデルナ製を使い、無料の送迎バスも用意。接種予約が取りにくくなっている自治体もあるため、需要があると府は見ている。
ただ、現時点での予約は低調だ。府によると、7月3日までの予約枠は4万1600人分あるが、6月14日午後5時半時点で予約したのは7850人にとどまる。とくに21日以降は、両会場とも余裕を持って予約できるほど空きがある。
府の担当者は「市町村での集団接種に府が医師らを派遣したので、市町村での予約枠が広がった。市町村側に予約が流れたのでは」と取材に話した。
空きを埋めるため、府は14日、接種対象を広げると発表した。年齢にかかわらず、警察職員のほか、府立や私立の学校、保育園などで勤める教職員らが、けいはんなプラザで18日から打つことになっている。
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新型コロナウイルスのワクチン接種について、京都府城陽市の訪問介護事業者ら15団体でつくる同市介護事業所連絡協議会(石田実会長)が7月にも、職域接種を始めることになった。約800人の介護従事者らが対象になるという。
協議会は「デイサービスや訪問介護など居宅系の介護従事者は、接種を受けることができないまま、利用者と密着する業務に携わっている」として、早期の接種を市に要望していた。
市は厚生労働省などと協議。協議会から国に申請し、今月中にワクチンや器材が届くことになった。協議会は医療従事者の協力を受けて要員や会場を独自に準備しており、7月初めに協議会会員の施設で接種をする見通しだ。
協議会では、在宅の高齢者でまだ接種を受けていない人や、保育園職員らにも接種範囲を広げられないかを検討している。
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京都市は10日、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を「みやこめっせ」(左京区)に28日から設けると発表した。平日に1日あたり約1千人の接種を予定している。市内の接種会場としては最大規模。当面は保育士や教職員、介護従事者など、子どもや高齢者に接することの多い職種に受けてもらう。
また、7月中旬には、国立京都国際会館(左京区)と京都看護大(中京区)を集団接種会場(いずれも土日開設)として追加する。これで市内の集団接種会場は計19カ所となる。市は10〜11月に希望する全市民への接種を終えたいと説明している。
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西脇隆俊・京都府知事は14日、今月12日に新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を終えたことを報道陣に明らかにした。京都市の集団接種を予約し、市内の病院で受けたという。現在65歳。「(高齢者に)7月末までに打つという目標のため、このタイミングで申し込んだ」と述べた。