岡山 直近1週間の感染状況 自宅療養(=自宅放置?)280人余増 ( 自分で「酸素濃縮器」をつくろう! 準備メモ) /自作? 酸素濃縮器
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直近1週間の県内の感染状況は、3つの指標でステージ4の目安を上回り、自宅で療養している人は前の週よりも280人余り増えています。
25日時点の病床使用率は43.1%で、ステージ3の目安を上回り、このうち重症者用は19.1%でした。
人口10万人あたりの療養者数は、100.16人と100人を超えました。
PCR検査の陽性率は15.2%、人口10万人あたりの新規感染者数は87.51人で、いずれもステージ4の目安を上回っています。
感染経路が不明な人の割合は43.8%でした。
また、25日時点での入院患者は240人で、このうち重症者は13人です。
宿泊施設での療養者は、前の週より30人あまり増えて310人、自宅で療養している人は、前の週より280人あまり増え1311人となっています。
インドで見つかったデルタ株の疑いのある「L452R」の変異があるウイルスに感染していたのは、26日までの1週間で590人にのぼり、検査した人数に占める割合は90%となっています。
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岡山 宣言期間スタート 伊原木知事が緊急生出演 医療体制は?自宅療養者の対応は?
歯止めがかからない第5波。岡山県には、27日、緊急事態宣言が出され、最も厳しい局面に入りました。
伊原木知事が番組に緊急生出演し、県民に呼びかけました。
岡山県の1日の新規感染者は、8月12日に初めて200人を超え、18日と25日には300人を超えました。
100人を超えるのは、27日で17日連続です。
この感染状況を、知事はどう受け止めているのか、デルタ株の猛威、心配される医療崩壊、急増する自宅療養者への対応など、気になる岡山の現状とその対策について生放送で語りました。
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岡山県 3度目の「緊急事態宣言」 飲食店も動物園も…我慢の17日間【岡山】
第5波の感染拡大に歯止めをかけることはできるのでしょうか。
27日から岡山県に3度目となる「緊急事態宣言」が適用されました。
(JR岡山駅・午前8時)
(竹下美保記者)
「朝の通勤・通学時間帯のJR岡山駅です。人の流れはご覧の通り、いつもと変わりない様子です」
27日から始まった緊急事態宣言の期間中、県民には、日中を含めた不要不急の外出自粛を、事業者には出勤する人を7割減らすことなどが求められています。
(街の人は)
「慣れちゃった」「意味がないと思う、もっと具体的に(対策)しないとだめ」
(竹下美保記者)
「岡山市内のカラオケ店は、要請を受けて休業するということです」
酒類やカラオケ設備を提供する飲食店には、休業が要請され、多くの店が応じています。
また、酒類を提供しない飲食店にも午後8時までで営業を終えるよう要請されています。
繁華街の店は、感染者の増加に伴い、何度も対応の変更を強いられました。
こちらの店は、休業ではなく酒類の提供を止め、午後8時まで営業することを決めました。
(かに道楽岡山店 服部洋美店長)
「スタッフの生活もあるし、うちを求める客もいるので、感染拡大しないよう防御しながら営業する」
大規模集客施設も午後8時までの時短営業を求められ、観光施設や公共施設も休業します。
(竹下美保記者)
「子供たちに人気の動物園です。8月最後の土日を前に休業となりました」
こちらの動物園では、お盆期間を襲った大雨で来場者が大幅に減ったため、夏休みの最後に望みをかけていました。
(池田動物園 忠政智登士副園長)
「3度目の休園。動物園も困っている、早く収束するよう一生懸命頑張る」
人流を減らし、感染拡大を抑えることができるのか、我慢の17日間が始まりました。
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岡山県 緊急事態宣言初日 岡山市では納得や嘆きの声〈新型コロナ〉
27日、緊急事態宣言の対象地域となった岡山県。岡山市では緊急事態宣言に納得する声や嘆きの声が聞かれました。
JR岡山駅
JR岡山駅では――
(岡山県民[大学生])
「何回も出始めてるので気は緩んできてます。(サークル活動も)禁止、仕方ないかなって納得してます」
(岡山県民)
「田舎なのであんまり危機感はないというか、かえって岡山市に出てくる方が怖い感じ」
岡山市の池田動物園は緊急事態宣言を受け、8月27日から9月12日までの休園を決めました。
(池田動物園/忠政智登士 副園長)
「残念ですけどきょうから休園。今年はもう2回目、去年からだと新型コロナがはやりだしてから3回目」
夏休みを楽しんでもらおうと計画していた夜間に開園するイベント「ナイトズー」も中止となりました。
(記者リポート)
「休園している間も、月200万円のえさ代や園の維持費はかかり続けます」
池田動物園は新型コロナの感染拡大前から経営難に直面していて、約2億4000万円の累積赤字を抱えています。
(池田動物園/忠政智登士 副園長)
「本当に苦しいことは間違いありませんが、動物もきちんと健康に育てて、健康な動物をまた子どもたちに楽しんでもらいたい」
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観光施設や公共施設も休業…空きが目立つ駐車場 「緊急事態宣言」初日 観光地は閑散…【岡山】
緊急事態宣言によって大きな影響が予想されるのが観光地です。県内2ヵ所の観光地の27日の様子を取材しました。
(河野詢平記者)
「こちらは倉敷市の市営駐車場です。市立美術館などの公共施設は閉館となっていて、駐車場も空きが目立ちます。」
宣言を受け、倉敷市でも多くの観光施設や公共施設が休業となっています。
こちらは、観光バスの専用駐車場。例年ならばこの時期は、40台近くの観光バスが駐車しているということですが27日は、1台も止まっていません。
(警備の人は)
「中国や台湾など海外からの客が来ないので大変寂しい限りです。」
(河野詢平記者)
「倉敷市の美観地区です。いつもは人通りの多いこの通りも27日は閑散としています。」
倉敷市の倉敷美観地区でも宣言を受けて多くの店が休業していました。
(観光客は)
「暗い。いつもと違う。」
「観光地だけど寂しい感じ。」
しょう油などを販売するこちらの店は、5月に宣言が出た時は休業しましたが、今回は営業することを決めました。
(店の人は)
「何も補償が無い。きついです。開けといて少しは売上があれば。とりあえず頑張ります。」
一方、こちらは、岡山県北の観光地、真庭市の蒜山高原です。
例年ならばこの時期は県外を中心に多くの観光客が訪れるこちらのレジャー施設も27日は、車の数は少なく人の姿もまばらです。
こちらのワイナリーは、ヤマブドウを原料したオリジナルワインの販売や試飲を行っていますが、酒類の提供停止の要請を受けてワインの試飲を中止したほか、店の中や外で提供していた料理は持ち帰りだけにしました。
(ひるぜんワイナリー 植木啓司社長)
「少し落ち着くかと思ったら緊急事態宣言、状況を見ながら臨機応変に対応するしかない。」
蒜山観光協会などによりますと、2021年の夏はコロナ禍に長雨が加わり、人出は2020年の夏よりさらに減り、店によっては8月の売上が、2020年に比べ3割から4割減った所もあるということです。
そこに追い打ちをかける形となった緊急事態宣言。先行きの見えない状況に不安が募っています。
(蒜山観光協会 石賀幹浩会長)
「8月で夏休みから秋の行楽シーズンに、切り返すところだが、緊急事態宣言でまたこれからの秋のかじ取りが難しい。」
みたび発令された緊急事態宣言、観光地に光が差すのはいつになるのか苦境の日々が続きます。
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緊急事態宣言初日、岡山県北部にも影響「むちゃくちゃ減りました」〈新型コロナ〉
27日から緊急事態宣言の対象地域となった岡山県。26日までのまん延防止等重点措置では適用区域に入っていなかった津山市では、休業を決めた居酒屋があります。
(記者リポート)
「JR津山駅前です、ここ岡山県北部にも影響が出ています」
(タクシー運転手は―)
「ないない、観光客はなし。(利用者は)病院に行く人だけ。1時間待つか2時間待つか分からない」
岡山県全域が緊急事態宣言の対象となり、津山市でも酒類を提供する飲食店には休業要請が出ています。
津山市中心部の居酒屋、料理王国。牛の骨の周りの肉、そずり肉の塩ダレ炒め。そしてB級グルメ「津山ホルモンうどん」などを提供しています。
(料理王国/古南雄 料理長)
「こちらが2部屋つなげて広げている、この部屋は定員12名くらい。(来客は)いい時と比べると10分の1。5名以上がむちゃくちゃ減りました」
新型コロナの影響で団体客が消え、来客が1日2組だった日も。8月20日、岡山市と倉敷市にまん延防止等重点措置が出てからは売り上げは更に減り約9割減になりました。
(料理王国の運営会社/北山真太郎 社長)
「お客さんの足がぴたっと止まった。緊急事態宣言が出るということでお酒が提供できないので休業に踏み切りました。居酒屋にとってお酒を出せないのは致命傷」
居酒屋の休業を決めたあとは、料理のテイクアウトに力を入れています。弁当やオードブルのメニューを増やし、営業時間外でも電話で注文を受け付けるなど、試行錯誤を続けています。
(料理王国の運営会社/北山真太郎 社長)
「今できる安心安全。お家で居酒屋を楽しんでもらうことくらいしか今できないので、それを精一杯しようと思います」
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岡山 新型コロナ 新たに248人感染確認 3日連続で200人超(倉敷市の高校と接待を伴う飲食店でクラスター) /直近1週間の感染状況 自宅療養(=自宅放置?)280人余増/緊急事態宣言27日から岡山県に 飲食店などに休業や時短要請
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岡山 新型コロナ 新たに248人感染確認 3日連続で200人超(倉敷市の高校と接待を伴う飲食店でクラスター) /直近1週間の感染状況 自宅療養(=自宅放置?)280人余増/緊急事態宣言27日から岡山県に 飲食店などに休業や時短要請
新型コロナ 新たに248人感染確認 3日連続で200人超
新型コロナウイルスは27日、県内で新たに248人の感染が発表されました。
1日の感染者数が200人を超えるのは3日連続です。
新たに感染が確認されたのは、岡山市で121人、倉敷市で77人、津山市で18人、玉野市で11人、赤磐市と勝央町でそれぞれ4人、矢掛町で2人、総社市、高梁市、浅口市、備前市、笠岡市、早島町、美咲町、里庄町でそれぞれ1人、それに県外在住者3人のあわせて248人となっています。
このうち、倉敷市では、市内の高校と接待を伴う飲食店のあわせて2か所で、新たな感染者の集団=クラスターの発生が確認されました。
高校のクラスターでは、これまでに生徒5人の感染が確認され、夏休み中の活動を通じて感染したとみられています。
感染者を年代別にみますと、10歳未満が5人、10代が23人、20代が65人、30代が40人、40代が42人、50代が21人、60代と70代がそれぞれ7人、80代と90代以上がそれぞれ4人、非公表が30人となっています。
このうち30代から90代以上の4人が、呼吸困難などの症状を訴え中等症だということです。
1日の感染者数が200人を超えるのは3日連続で、これで岡山県内での感染確認は、のべ1万2695人となりました。
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新型コロナ、岡山県248人感染 倉敷の高校と飲食店でクラスター
岡山県内で27日、248人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの感染者数が100人を超えるのは17日連続。倉敷市では市内の高校で生徒5人、飲食店で従業員5人の感染が判明し、県内155、156例目のクラスター(感染者集団)と判断された。県内での感染確認は1万2694人となった。
新規感染者は岡山市120人、倉敷市77人、津山市18人、玉野市11人、赤磐市、勝央町各4人、矢掛町2人、総社、高梁、浅口、笠岡、備前市、早島、美咲、里庄町各1人と県外在住者4人。年代別では非公表の30人を除き多い順に20代65人、40代42人、30代40人、10代23人、50代21人―など。症状は調査中の3人を除き4人が中等症で、感染経路は77人が不明、5人が調査中。
津山市の3人はクラスターが起きている市内の高齢者施設の利用者で、一連の感染者は12人となった。
県教委は玉島商業高(倉敷市)で生徒5人に上るクラスターが発生したと発表した。既に男子生徒4人の感染が判明していたが、この日新たに男子生徒1人の感染が分かり、学校名とともに公表した。5人は同じ部活動に所属し、活動前後の食事や更衣でマスクを外して会話をしたことで感染が広がった可能性があるという。県立高でのクラスターは3例目。
また、県は感染を公表済みの36人からインドに由来するデルタ株、12人から英国由来の変異株が見つかったことも明らかにした。県内でのデルタ株の確認は137人、英国株は544人となった。
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岡山県で248人感染 倉敷市の高校と接待を伴う飲食店でクラスター〈新型コロナ〉
27日、岡山県で248人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
岡山県庁
岡山県では、岡山市で121人、倉敷市で77人など合わせて248人の感染が確認されました。このうち91人の感染経路が分かっておらず、4人が中等症です。
倉敷市の高校で生徒5人、接待を伴う飲食店で従業員5人の感染が新たに確認され、市はクラスターが発生したと判断しました。
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倉敷市で新たに2件のクラスター発生 岡山県で248人感染【岡山】
8月27日の新型コロナウイルスの感染状況です。
岡山県では、新たに248人の感染がわかりました。
また、倉敷市の高校と接待を伴う飲食店で新たにクラスターが発生しています。
(岡山県の内訳は、岡山市121人、倉敷市77人、津山市18人、玉野市11人、赤磐市4人、勝央町4人、矢掛町2人、総社市1人、高梁市1人、浅口市1人、笠岡市1人、備前市1人、早島町1人、美咲町1人、里庄町1人、県外在住者3人です。)
これで県内の感染者は、1万2694人となりました。
全世代のワクチン接種率は、1回目が48.51%、2回目が40.62%となっています。
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直近1週間の感染状況 自宅療養280人余増
直近1週間の県内の感染状況は、3つの指標でステージ4の目安を上回り、自宅で療養している人は前の週よりも280人余り増えています。
25日時点の病床使用率は43.1%で、ステージ3の目安を上回り、このうち重症者用は19.1%でした。
人口10万人あたりの療養者数は、100.16人と100人を超えました。
PCR検査の陽性率は15.2%、人口10万人あたりの新規感染者数は87.51人で、いずれもステージ4の目安を上回っています。
感染経路が不明な人の割合は43.8%でした。
また、25日時点での入院患者は240人で、このうち重症者は13人です。
宿泊施設での療養者は、前の週より30人あまり増えて310人、自宅で療養している人は、前の週より280人あまり増え1311人となっています。
インドで見つかったデルタ株の疑いのある「L452R」の変異があるウイルスに感染していたのは、26日までの1週間で590人にのぼり、検査した人数に占める割合は90%となっています。
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緊急事態宣言27日から岡山県に 飲食店などに休業や時短要請
新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて、27日から、岡山県に緊急事態宣言が出されました。
県内の飲食店などに休業や営業時間の短縮が要請されるなか、県民からは不安や懸念の声が聞かれました。
岡山県には、27日から9月12日まで緊急事態宣言が出されました。
これを受けて、JR岡山駅前では、県が「緊急事態宣言発令中」と書かれた懸垂幕を掲げ、不要不急の外出の自粛を呼びかけています。
中学1年の男子生徒は「緊急事態宣言の影響で始業式が延期になりました。夏休み中、自粛して同級生と遊べなかったので、早く学校に行きたいです」と話していました。
JR岡山駅前のタクシー乗り場で待機していた50代のタクシー運転手は「飲食店でお酒が出せないのでタクシーの利用客も減り、売り上げにかなり影響しています。早く状況がよくなってほしいですが、ウィズコロナと割り切るしかないです」と話していました。
倉敷市から訪れた60代の男性は「緊急事態宣言になったところで意味がないと感じます。人通りも変わっていないので、感染が収束するには、もっと厳しい措置が必要だと思います」と話していました。
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医療従事者に感謝のメッセージを 学生有志、152機関に発送
岡山県内の大学や経済団体などでつくる産学官組織「大学コンソーシアム岡山」は、新型コロナウイルス禍の最前線で奮闘を続ける医療従事者に向けて学生たちの感謝や応援の気持ちを伝えたメッセージカードを作成し、27日、県病院協会に加盟する152の医療機関に発送した。
カードはA5判で、岡山大や県立大など14大学・短大の学生有志約1700人が寄せた。「多くの命を救ってくださってありがとうございます」「暑さも加わり大変だと思いますが、いつも応援しています」などと書かれている。外出を控えている▽検温や消毒を徹底している―といった、学生たちが実践する感染対策も記した。
岡山理科大(岡山市北区理大町)で発送作業が行われ、コンソーシアムの事務員らが40枚を1セットにしてファイルに収納した後、封筒に入れていった。
コンソーシアムの事務長を務める矢延里織さん(48)は「直筆のメッセージを届けることで皆さんを少しでも勇気づけられたら。学生たちもコロナに感染しないようあらためて意識する機会になったのでは」と話した。
自宅療養急増で医療機器ピンチ 酸素濃縮器…生産追いつかず
医療の逼迫(ひっぱく)が指摘される国内では、自宅療養者が急増している。
東京都で陽性となった人の療養状況を表したグラフ。
赤色が自宅療養をしている人で、この1カ月で急速に増えているほか、緑色の住宅などでの入院・療養等調整中の人も増え続けている。
こうした中、自宅療養などで使う医療機器は需要が急増し、生産が追いつかない製造現場も出てきている。
酸素濃縮器は、患者が濃縮した酸素を吸い込むための装置で、自宅療養者向けに、国や自治体から注文が殺到している。
さらに、世界的な半導体不足の影響で、酸素の濃度や量をはかるセンサー部分の製造が難しくなっているという。
フクダ電子・神田豊晴生産本部長「1.5倍生産できるようにラインの方は増強したが、生産は逆に半分くらいに減っているのが実態」
同じように、需要が高まっているのが、血中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」。
輸入品では、供給が注文に追いつかなくなりつつあるという。
フクダ電子・神田豊晴生産本部長「ありとあらゆる手を使って、なんとか機械を作って患者さんの手元に届けたい」
東京都では、自宅療養者向けに500台以上確保した酸素濃縮器の残りが10分の1以下になるなど、厳しい状況が続いている。
在宅患者を医療機器の面でもバックアップする体制づくりが急務となっている。
フクダ電子の製品など
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「酸素濃縮器」に「パルスオキシメーター」自宅療養者急増で対応急ぐ生産現場
国や自治体から注文が殺到
新型コロナウイルス感染での自宅療養者が急増している中、自宅で使う医療機器は需要が増え続けているが、生産が追いつかない製造現場も出てきている。
その背景には需要の急拡大だけではなく、世界的な半導体不足があった。
酸素濃縮器やパルスオキシメーターなどを取り扱っている大手医療機器メーカー「フクダ電子」を取材した。
酸素濃縮器は、呼吸困難に陥った患者が濃縮した酸素を吸い込むための装置だ。取材した朝も、従業員が、生産ラインに張り付き、製造・梱包作業に追われていた。
自宅療養者向けに装置を確保しようと、国や自治体から注文が殺到している。
世界的な半導体不足の影響が…
さらに、生産をピンチに追い込んだのが世界的な半導体不足だ。「マイコン」と呼ばれる半導体が不足しているため、酸素の濃度や量をはかるセンサー部分の製造が難しくなっているという。
フクダ電子の神田豊晴生産本部長は、
「従来の水準の1.5倍を製造できるようラインを増強したものの、半導体不足のあおりで、
生産は逆に半分くらいに減っているのが実態だ」と話し、
注文が急増するなか、フル稼働で生産したいものの、部品が集まらず思うように生産が出来ていない苦しい胸のうちを明かしてくれた。
「酸素濃縮装置は患者さんの生死に直結している機械なので、ありとあらゆる手を使って何とか生産し、患者さんのもとに届けたい」と強調する神田本部長。
少しでも多くの半導体を手に入れるため、かなり高額になるものも仕入れの対象に含めたうえで、生産を増やしていきたいとしている。
「パルスオキシメーター」も需要増
酸素濃縮器と並んで、需要が高まっているのが、指に装着して血中の酸素濃度を測る「パルスオキシメーター」だ。
この会社では、自社で生産しているものと海外から仕入れて販売しているものがあるが、輸入品の方が比較的低価格ということもあって注文が多く集まり、供給が追いつかなくなりつつあるという。
8月に入って一段と増えた注文は、通常の3~4倍にもなっている。確保していた在庫がなくなった結果、製造元への発注を急ピッチで進め、納期の前倒しなども依頼しているという。
在宅患者を医療機器の面でもバックアップする体制を
自宅療養者が急増するなか、国内医療のひっ迫度は深刻さを増している。
グラフは、東京都で、検査で陽性となった人の療養状況を表したものだ。
赤色の「自宅療養をしている人」は、この1ヶ月で急速に増えているほか、
緑色で示された「自宅などで入院・療養などを調整中の人」も増加の一途をたどっている。。
その東京都では、自宅療養者向けに500台以上確保した酸素濃縮器の残りが10分の1以下になるなど、厳しい状況が続いている。
在宅患者を医療機器の面でもバックアップする体制の整備が急がれる。
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0819
酸素吸入の装置貸し出す会社 自宅療養などへの対応に追われる
新型コロナウイルスの首都圏の医療体制が危機的な状況となり、都内の自宅療養者が2万人を超える中、在宅で酸素を吸入する装置の必要性が高まり、医療機器を貸し出す会社は、全国から東京に機器を集めるなど対応に追われています。
東京・文京区にある、医療機器の貸し出しを行う会社では、今月に入って在宅で酸素の吸入を行える「酸素濃縮装置」を求める要請が都や保健所から相次いでいます。
このため、全国にある営業所から台数を集めてあわせて200台余りを確保し、18日、会社の倉庫に各地から集められた装置が続々と運び込まれました。
その後、感染した人が療養するホテルや、今月から運用が始まった「酸素ステーション」に向けて配送されました。
また、保健所から貸し出しを要請する電話が入り、担当者が患者の状態などを聞き取り、住まいのマンションに配送していました。
装置は玄関前に置いて患者に接することなく渡す方法がとられ、その後、往診した医師によって設定が行われるということです。
会社によりますと、都などの要請で用意した200台余りは、すでに18日までに9割以上が使われているということです。
「フクダライフテック東京」文京営業所の越阪部友所長は「今月から感染者が増えると思っていたが、想像以上の増え方だった。できる範囲で最大限の対応をしているが、厳しい状況がいつまで続くか見通せず、不安がある」と話していました。
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仕組み
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仕組み
酸素濃縮器は、空気から高濃度の酸素を取り出す装置のことです。
酸素発生器 酸素濃縮器 ポータブル 酸素コンセントレータ 1-5L/min調節可能 30%-90%調節可能濃度 高性能モデル 携帯便利 24 時間の連続動作可能
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