京都 春待つ渓谷、トロッコ列車走る 京都・保津川沿い

 京都市と亀岡市を保津川沿いに結ぶ嵯峨野観光鉄道の「嵯峨野トロッコ列車」の運行が2カ月ぶりに再開し、5日に初の週末を迎えて観光客でにぎわった。晴天の下で乗客が、春の訪れを待つ渓谷の景色を堪能した。

 午前11時過ぎに右京区のトロッコ嵯峨駅を出発した列車にはカップルや海外からの観光客ら約180人が乗車。最後尾のオープン車両では、寒気が残る風を受けながら谷間を見下ろし、保津川下りの客に手を振っていた。佐賀市の会社員野中智子さん(47)は「景色に迫力があってびっくりした。いい天気で良かった」と話した。

 トロッコ列車は、毎年12月末から2月末まで運休し、車両や施設を整備している。今回はトロッコ嵯峨駅内にある列車のジオラマの展示施設を一部改装し、祇園祭の山鉾の模型を新たに入れるなどした。

 12月29日まで。祝日以外の水曜日は運休だが、観光シーズンは連日営業する。