岡山  桜開花(後楽園) 気象台発表、平年より3日早く  岡山城
さくら 開花


岡山 桜開花  後楽園

岡山地方気象台は26日、岡山市で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年(29日)より3日、昨年(28日)より2日早い。
 26日午前10時15分ごろ、後楽園にある標本木で、開花の基準となる5輪が咲いているのを気象台職員が確認した。
 例年なら1週間ほどで満開となるが、気象台は「29日以降、最高気温が20度を超えるとみられ、今年は満開宣言が早まる可能性もある」としている。

//////
さあ行こう 岡山さくらカーニバル  桜 花見


2016岡山さくらカーニバル(岡山県、岡山市、岡山商工会議所、岡山青年会議所、山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる実行委主催)が26日、岡山市・後楽園東側の旭川河川敷で開幕した。4月6日までの会期中、夜桜のライトアップや約50の屋台が岡山の春を盛り上げる。
 会場となった蓬莱橋-相生橋間(約1・3キロ)と周辺に植えられた約250本のソメイヨシノはつぼみを大きく膨らませ、所々で咲き始めた。早朝は冷え込んだものの、その後の穏やかな陽気に誘われ、午前中から親子連れらが繰り出し、弁当を広げる姿が見られた。
 職場の仲間10人で訪れた公務員女性(23)=岡山市=は「花見には少し早いが、今日はバーベキューを楽しみたい。満開が待ち遠しい」と話した。
 カーニバルは初日から、屋台のほか、子ども向けの遊び場「プレイランド」の営業が始まった。夕暮れからはちょうちん約500個、ぼんぼり約150基、投光器80基がともされ、午後9時まで桜並木を幻想的に照らし出す。週末の26、27日、4月2、3日は天然温泉を使った掛け流しの足湯も用意する。
 問い合わせは現地本部(086 273 1213)。
//////
参考

//////
岡山城で「春の和のおもてなし」

岡山城天守閣前広場(岡山市北区丸の内)で26日、「烏城春の和のおもてなし」(市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会主催)と銘打ったイベントが開幕した。青空の下、観光客が和楽器の演奏を聞いたり、甲冑(かっちゅう)の着付けを体験したりして楽しんだ。4月2日まで。
 岡山県などによる大型観光企画「デスティネーションキャンペーン」(4-6月)に合わせ企画。市内の邦楽グループが琴や尺八で「さくらさくら」「荒城の月」などを披露した。よろい、かぶと、陣羽織などを着られるコーナーでは、家族連れらが武将になりきってポーズ。滋賀県栗東市の小学6年女児(12)は「昔の人になった気分がした」と話していた。
 県産の茶とまんじゅうを販売する茶屋も期間中、開設している。甲冑体験は4月1日まで。
 この日は後楽園でも同様のイベント(県など主催)が始まった。

//////
桜開花の便りが届き始めた。間もなく花見のシーズン。岡山、倉敷市内の主なスポットを紹介する。

【岡山市】
 ■後楽園周辺
 後楽園や岡山城周辺、旭川の堤防沿いにソメイヨシノなど計約730本。26日〜4月6日の「岡山さくらカーニバル」は、後楽園東側河川敷約1・3キロのソメイヨシノ約250本を日没から午後9時までライトアップする。期間中は土・日曜の午前10時〜午後8時に、現地本部の南に岡山市内の温泉湯を使った足湯(8人掛けが2基)が設けられ、無料で楽しめる。現地本部(086—273—1213)。
 ■近水園、足守川河川敷(北区足守)
 県指定名勝・近水園と足守川河川敷一帯のソメイヨシノなど約180本を4月15日までライトアップ(午後6時〜10時)。3日の午前10時〜午後3時は「足守洪庵さくらまつり」を開き、河川敷の特設ステージで地元有志が日本舞踊やヒップホップを披露。うどんやいなりずし、焼き鳥などのテント村もある。同祭実行委員長の福田さん(080—3892—1689)。
 ■半田山植物園(北区法界院)
 ソメイヨシノ、エドヒガン、オオシマザクラなど45種類約千本が園内を彩る。「桜まつり」として26日〜4月4日は午後9時、5、6日は午後6時半まで閉園時間を延長(開園は午前9時)。26日〜4月4日は日没から閉園までライトアップする。入園料は15歳以上308円、6〜14歳124円、5歳以下と65歳以上は無料。半田山植物園(086—252—4183)。
 ■RSKバラ園(北区撫川)
 ソメイヨシノと八重桜が計約100本。園内レストラン(086—293—4328)でバーベキュー器具レンタルと食材(1人前2300円〜、要予約)のセットを提供。午前9時半〜午後5時。中学生以上600円、3歳〜小学生300円。RSKバラ園(086—293—2121)。
 ■金川観波橋河川公園(北区御津金川)
 ソメイヨシノ約150本が観波橋周辺の宇甘川堤防に並ぶ。4月10日までちょうちんを点灯(午後6時〜9時)。3日の午前11時〜午後4時半は河川敷で「金川桜まつり」。御津中学校、御津高校の吹奏楽部による演奏、大正琴、うらじゃ踊り、獅子舞などがある。うどん、焼き鳥など約10店の模擬店も並ぶ。金川地区活性化推進協議会の難波代表(090—7507—3781)。
 ■たけべの森公園(北区建部町田地子)
 カンヒザクラ、アマギヨシノ、ヤエベニシダレなど約100種類1万5千本の桜がある。桜のトンネルが約1・5キロ続く「藤右衛門桜の小径(こみち)」は圧巻。4月10日には芝生広場で「はっぽね桜まつり」(午前10時〜午後3時)を開き、地元グループが太鼓や傘踊りを披露する。地元特産品、うどんなどの販売もある。入園料(高校生以上300円、小中学生200円)が必要。未就学児は無料。たけべの森公園(086—722—3111)。
 ■奥迫川(南区奥迫川)
 推定樹齢300〜500年の県天然記念物「奥迫川の桜」(通称・大山桜、樹高約20メートル)と周辺のヤマザクラが楽しめる。4月1〜10日を「さくら祭in奥迫川」(午前10時〜午後3時)の期間とし、地元農産品やうどんを販売するほか、近くの集会所ではひょうたんや木工品を展示する。雨天中止。同祭実行委員長の橘さん(090—8246—1811)。
 ■三徳園(東区竹原)
 ソメイヨシノを中心に、およそ50種類、約300本が植えられている。4月上旬から中旬は淡い色の「普賢象(ふげんぞう)」や黄緑色の「御(ぎょ)衣黄(いこう)」などを鑑賞できる。4月下旬まで楽しめる品種もある。9日午前9時〜午後2時は野菜や花の苗の販売、茶席がある。入園無料。三徳園(086—297—2016)。
 ■妙泉寺跡一帯(東区瀬戸町宗堂)
 約60枚の花弁のうち、内側の20枚ほどが反転して咲く県天然記念物「宗堂桜」を中心に約70本ある。瀬戸町観光文化協会(080—1948—8894)。

【倉敷市】
 ■酒津公園(酒津)
 ソメイヨシノやカンヒザクラ、シダレザクラなど約500本を楽しめる。26日〜4月13日、ちょうちん約800個をともす(午後6時〜9時)。同公園管理事務所(086—434—2251)。
 ■鶴形山公園(本町)
 ソメイヨシノや八重桜など約120本。「倉敷桜まつり」と銘打ち、倉敷商店街振興連盟(086—426—1822)が4月2〜10日午前10時〜午後3時半、隣接の阿智神社境内に茶席を設け、抹茶と団子のセットを300円で販売する。
 ■足高公園(笹沖)
 オオシマザクラを中心に河津桜、陽光桜など約300本が園内を彩る。27日〜4月10日、国道2号沿いの参道口をライトアップ(日没から午後9時まで)。3日は笹沖商店街振興会による「さくらおでんまつり」があり、小学生以下の先着100人に菓子を贈る。足高神社(086—425—7292)。
 ■箆取(へらとり)神社(連島町西之浦)
 境内一帯でソメイヨシノや八重桜など200本以上が花をつける。4月3〜16日、ぼんぼり約150個を点灯する(午後6時半〜9時40分)。10日午前中、餅をついて振る舞う。同神社(086—444—8223)。
 ■円通寺公園(玉島柏島)
 なだらかな斜面にソメイヨシノと八重桜の約400本が咲き、玉島港や水玉ブリッジラインの眺望と合わせて楽しめる。夜間はちょうちん約400個をともす。白華山展望休憩所(086—525—1991)。
 ■王子が岳桜園地(児島唐琴町)
 ソメイヨシノなど約600本が咲き誇る。山梨県から移植された“日本三大桜”の一つ「山高神代桜」も見どころ。唐琴長寿会(086—477—6146)。
//////
岡山 4月1日から津山さくらまつり

城下町に春本番を告げる「津山さくらまつり」(津山市観光協会、津山商工会議所、市などでつくる実行委主催)が4月1日、鶴山公園(山下)をメーン会場に開幕する。15日までの期間中、土・日曜を中心に多彩な催しを展開。今年は約千本の桜をぼんぼりで照らす夜桜を堪能してもらおうと、夕方以降のイベントを充実させた。
 「日本さくら名所百選」に県内で唯一選ばれている同公園はソメイヨシノ、シダレザクラなどが咲き乱れる西日本有数の花見スポット。今年は昨年より4日、例年より6日早い26日に開花しており、1日に見ごろ、4日に満開を迎えそう。
 1日は午前10時15分から表門前でオープニングセレモニーがあり、津山情緒保存会の踊りと備州岡山城鉄砲隊の演武で幕開け。先着千人に紅白餅をプレゼントする。
 2、3、9、10日午前10時-午後4時は、牛の骨周りのそずり肉を使った鍋やコロッケ、ホルモンうどんといったご当地グルメのテント村やお茶席を設置。鉄砲隊のショー(3、10日)や、お笑い芸人小島よしおさんのライブ(9日)が祭りムードを盛り上げる。
 夜間イベントは、1-3日に午後7時から30分ごとに津山城をテーマにした映像を石垣に投影する「3Dプロジェクションマッピングショー」を初開催。9、10日の午後6時半からは「夜桜ステージ」と銘打ち、落語家の独演会や地元劇団による舞台がある。
 開園時間は午前7時半-午後10時。ライトアップは午後6時から。入園料は高校生以上300円、中学生以下無料。
 他会場では期間中、国名勝・衆楽園(山北)で尺八と琴の演奏会や俳句会が行われ、城東町並み保存地区には茶席が設けられる。問い合わせは市観光協会(0868 22 3310)。

/////
岡山  真庭・醍醐桜で「まつり」始まる (3月28日)


真庭市別所の岡山県指定天然記念物「醍醐桜」の一帯で行われる「まつり」(実行委主催)のオープニング式が28日、同所で開かれた。樹齢約千年とされる古木の蕾(つぼみ)は日増しに膨らみ、平年より6日早い30日ごろに開花しそうで、開花日から地元特産品の販売などを始める。4月5日にも満開となる見込み。
 実行委の春木基男委員長(NPO法人醍醐桜未来プロジェクト理事長)が「今年は花付きも良さそう。地域の団結力で観光客をもてなそう」とあいさつ。太田昇市長ら関係者7人でテープカットを行った。地元の女性有志9人による銭太鼓や踊りの披露もあった。
 開花日から4月15日ごろまでは、桜近くの休憩所で地元住民がうどんや手作りこんにゃくなどの特産品を販売。五分咲きになってからは、日没-午後9時にライトアップする。開花状況は市のホームページやテレホンサービス(0867 52 1503)で確認できる。
 醍醐桜は樹高約18メートル、四方への枝張り約20メートルのアズマヒガン。鎌倉末期、後醍醐天皇が隠岐に流される際に立ち寄り、称賛したとされる。
//////